ビンテージライターの魅力と付加価値
目次
100円ライターが普及したことで一時期よりも見かける機会が少なくなった本格的なライター。
ですが本物のというのはいつの時代になろうが廃れることはありません。
今でも愛用されている方や収集を楽しまれている方が大勢いらっしゃいます。
希少品は高い価格で売買されていることも珍しくなく、中には素材も18金製、純銀製のものが存在しますから、それだけで高額になるのは想像するのに難しくないと思います。
またライターの模様をよく観察すると、個性的なデザインになっていたり、精巧な彫刻が施されていたりすることも
もちろん製造された年代や、生産数はどの程度だったのかも査定額に大きく影響してきます。
年代+素材+装飾+箱などの付属品+希少価値+メーカーが買取額が決まる大切なポイントとなります。
パイプやタバコが好きな人にとってライターは必需品ですよね。
コンパクトミラーやスマホと同様に肌身離さず持っていたいアイテムではないでしょうか。
高額査定になるライターたち
それでは高く買取をしてもらえるライターのメーカーをいくつかピックアップしてご紹介致しますね(‘◇’)ゞ
もしも所有していらっしゃったら、試しに査定にだしてみるのもいいでしょう。
ZIPPO(ジッポー)
ジッポーライターと言ったら有名中の有名ライターですよね。
世界中に根強いファンが存在し、半世紀以上に渡り愛され続けている稀有なブランドです。
製造数は多いのですが、企業との限定コラボ品も多数あるため、現在も変わらぬ需要を誇るどころかむしろ高まっているくらいです。
しかも永久保証されているため、年数を経ても動作可能です。
ZIPPO社の歴史
1930年代初頭に、創業者であるジョージ・G・ブレイズデルが、オーストラリア製のライターを四苦八苦しながら使用する友人の姿を見て、その改良に取り組んだのが始まりです。
その結果ケースを作り替え、フタに蝶番をつけることによって片手で簡単に操作できる魅力的で機能性の備わったライターになったのです。
1930年代中頃に、ブラッドフォードにある自動車用オイルメーカー、ケンドール社より500個のライターの注文を受けて生産されたジッポーライターがあるのですが、こちらはコレクターに非常に人気のあるライターとなっています。
いわゆる超レアというわけですね~
カランダッシュ(Caran d’Ache)
1915年に創業した鉛筆工場を前身にもつ、スイス最大の筆記具メーカーです。
主要販売品である万年筆、ローラーボール、ボールペン、ペンシル、色鉛筆のほかに、ライター、皮小物、バッグまで販売す総合ブランド、高級メーカーとして知られており、カランダッシュ製作のライターは、「ガスライターの四天王」とも評されております。
ちなみにほかの四天王仲間のライターは、カルティエ、ダンヒル、S.T.デュポンです。
特許を取得している予備タンク付きのカッチリした構造が特徴なのですが、詳しく説明しますと、ガスが無くなったときに底部の蓋を爪で引き出し、180度回転させて平面に押しつけたら、予備タンクからメインタンクへとガスが供給され、再度使えるようになるという仕組みです。
よく考えられていますよね~!
したがって、現在も非常に愛好者が多いライターです。
カランダッシュライターはシンプルで洗練されたデザインも特徴です。
デュポン(ST.Dupont)
デュポンライターは滲み出る高級感も魅力の一つ
フランス生まれの宝飾品メーカー“S.T.Dupont(エス・テー・デュポン)”が発売するライターで、カランダッシュとともにその名を連ねる「ガスライター四天王ブランド」の一社です。
デュポンのライターの魅力は何といっても開閉したときに鳴る「音」です。
これにつきます(‘◇’)ゞ
この「キーン」という反響音を好むがゆえに、デュポン以外のライターは使わないという熱烈なファンもいるくらいです。
しかし残念ながらこの反響音は偶然の産物でして、ライターの状態や使用回数などで無限に変化します。
その音の変化こそ、デュポンライターの醍醐味でもあるのですけどね。
ちなみにデュポンライターの中でこの音を聞ける確率の高いモデルは2つ、100,000円以上の値段がする「ギャッツビー」と「ライン2」です。
買取相場は10,000円~30,000円ほど。
もちろんさらに高額になる場合もございます。
ただしジッポーライターと違い保証はないので、壊れたりすると音がでなくなるケースもなくはありません。
しかも音がでるからといって本物のデュポンライターとは限らないのです👀
不自然に澄みすぎた音の場合ですと、偽物の可能性が高いです。
なんだかとても厄介に感じますが、ライターにはフェイク品が多数存在しますので、気をつけましょう。
ダンヒル(Alfred Dunhill)
イギリスを代表するメンズファッションブランドであり、「ガスライター四代ブランド」のひとつです。
片手で着火できるローラータイプのライターを発明したことで有名です。
さらにブタンガスを使用した「ローラーガスライター」が最も有名なシリーズ。
ワイルドで重厚かつクラシックな男らしいデザインが特徴です。
買取相場はだいたい数千円~30,000円ほどですが、ダンヒルライターの古いシリーズの中には高額査定されるものが多いです!
カルティエ(Cartier SA)
こちらはカルティエのシガレットケースです。
「ガスライター四大ブランド」の内の最後のひとつです
カルティエはフランスの高級宝飾ブランド「Jeweller of kings , king of jewellers 王の宝石商、宝石商の王」として世界的に有名ですし、女性なら知らない人はおそらくいないのではないでしょうか?
日本でも大手のファッション雑誌で頻繁に取り上げられていますから。
そんなカルティエのライターは喫煙者の間ではもう定番のブランドです。
「オイル式」と「ガス式」の二種類があり、非常に高級感のある独自のデザインが最大の特徴です。
ちなみにフレーム(炎)が斜めに出るように設計されているので機能的な面も◎
女性がカルティエのライターで着火するところなんかはとてもエレガントです。
買取相場はだいたい10,000円~でしょうか。
ライターにはフェイクが多いので注意‼
◊刻印を要チェック
ライターを購入する際には「刻印」をまず見てみましょう。
刻印はライターのボトムやインサイドユニットに刻まれています。
例えばZIPPOライターですと、刻印の深さが浅かったり、刻まれた文字がダレた感じになっていたら偽物の可能性が高いです。
手の込んだフェイクだと、その刻印を逆手に取られて、金ブラシで擦って傷をつけ、さらに錆をつけて、いかにも本物の年代物のように見せかけるという悪質なものも存在します(>_<)
デュポンライターの場合ですと、デュポンのロゴマーク(S.T. Dupontの文字)が本物は読みずらく、偽物は逆にはっきりとしたフォントになっています。
デュポンライターの本物の刻印は不格好なのです。
このようにそれぞれのブランドによってフェイクかどうかの見極め方も違います。
どこにでもフェイク品は存在し販売されていますが、海外でのお土産品やビンテージとして保証書ナシで売られている場合には、やはり注意が必要です。
無論、本社から認証を受けた専門店や、正規代理店で扱う商品ではあり得ませんので安心ですが。
やはりフェイクかどうかは知識と経験のある人間でないとどうしても見分けられない部分もありますので、心配だったら一度査定に出してみましょう。
多様なデザインのライターたち
画像の時計が嵌められたライター、素敵ですよね!
一番右の女性が彫刻されたライターなんかはミュシャの絵を彷彿とさせます。
ライターのように装飾を施せるケースの素材と面積をもつ品は、製作者のデザイン次第でいくらでも意匠を凝らしたものが作れます。
ライターもれっきとした芸術品です。
筆者なんかも彫刻が彫られた純銀製のライターは欲しいですね(*’▽’)
HIROYAではビンテージライターを積極的に買取中です!
現在、数えきれない種類のライターが世に出回っております。
一見、何の変哲もない地味なライターでも、よく見たらダンヒルやカランダッシュなどの有名ブランドだったりするかもしれません
タバコの需要が薄れない限り、ライターの需要も不滅ですし、ビンテージ品としてコレクションしていらっしゃる方も数多存在します。
お手元に気になるライターがございましたら、一度お気軽にHIROYAまでお問い合わせください。
ライターに詳しいスタッフがおりますので、しっかりと見極めて査定いたします。