初代ノーチラス3700はこれからも買取価格は上がっていく?

初代ノーチラス3700はこれからも買取価格は上がっていく?

いまやパテックフィリップの象徴ともいえるモデルのノーチラス。

時計好きであれば一度は身につけてみたい高級スチールウォッチの中でも代表的な一本ですよね。

今回はノーチラスの生い立ちとヴィンテージノーチラスにあたる3700の買取についてご紹介いたします。

 

初代ノーチラス 3700-1A

 

1960年代の終わりごろ、伝統的な機械式時計を作る老舗ブランドはクォーツ時計の脅威にさらされていました。

そこで各社は防水・耐久などを考慮し実用性と高級感を兼ね備えたラグジュアリースポーツウォッチというカテゴリを設けました。

この動きにパテックフィリップも乗り出し、それまでVIPのオーダーや試作品を除き貴金属やジュエリーを使った高級時計がほとんどを占めていたコレクションに

新しく高級スチール時計を追加するため、GERALD GENTAという人物に時計のデザインを託します。

同氏はロイヤルオークのデザインを担当した名匠として知られ、オーデマピゲのほかにもIWCやオメガ、セイコーなどの多くの名時計の誕生に携わっています。

そして他ブランドよりも多少遅れをとりつつも1976年、パテック・フィリップのノーチラス 3700-1Aが発売されました。

船の窓からインスピレーションされた斬新なケース、深い青色のダイヤルの組み合わせは発売から40年経った今でも形そのまま現行機に受け継がれています。

ノーチラスの最大の特徴はとにかく本体が薄いということ。3700にはムーブメントにジャガールクルトのキャリバー920をベースにしたものを採用することでそれを実現していました。

パワーリザーブは40時間で名実共に高級スポーツウォッチの最高峰として今も多くの時計好きを魅了してやまないモデルとなっていますが

当時は流行とまでは至らず、最終的に製造された数は1000本そこそこだったようです。

3700のバリエーション

1976年から製造が始まった3700にはいくつかのバリエーションがあります。

  • 01A 初代ノーチラスの大きなブレスレットを持つスチールタイプ。
  • 11A ブレスレトが一回り小さくなったタイプ。
  • 1AJ スチールとゴールドのコンビ

他にもイエローゴールドタイプもあり、全てのタイプに希少価値があります。

 

現在の買取相場

ビンテージノーチラスと呼ばれる3700系はそもそもの流通本数が少ないため、国内で手に入れるのは非常に困難となっています。

圧倒的な人気はやはりスチールモデルですが、コンビ、イエローゴールドも出物があればすぐに売り切れとなってしまうほどの人気ぶりです。

初代ノーチラスそしてジャンボサイズという希少性から買取額が500万円以下になることはまずないでしょう。

 


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