着物の魅力と買取の需要
目次
洋服を着て活動するのが一般的な現代。着物は
「保管が難しい」「維持費がかかる」
「高い、高価」「着付けが難しい」
「着ていく場所が限られる」
などなど、かなりハードルが高いイメージがありますよね。
中には「興味がない」「無縁」「別世界のもの」という方も。
ところが近年では「キモノ女子」といった言葉まで生まれ、
日常着として気軽に着物を楽しむ若い女性も増えつつあるんです。
筆者の地元は埼玉県川越市なのですが、観光地としても有名な一番街「時の鐘」の辺りでは、
着物や浴衣を着て買い物を楽しむ若い人たちをだいぶ見かけるようになりました。
また、古い着物の素材や柄の良さを活かしつつ生まれ変わらせる”モノづくり”も流行しています。
ドレスやクラッチバッグ、アクセサリー入れ、スマホケース、キーホルダー、傘など
様々なものにリメイクできますし柄も独特で素敵ですから、好んで集めている方もたくさんいらっしゃいます。
内面の美を引き出す
着物はその奥深さを知れば知るほど「是非一度は来てみたい！」
と思えるような素敵な魅力がたくさん詰め込まれています。
着物の最大の魅力とは、なんといっても男女を問わず外見だけでなく内面からの美を引き立ててくれるということです。
着物は洋服と違い特別な所作や作法を学ぶ必要があります。
なので少し面倒に思うかもしれませんが、歩き方、何か必要なものを取るとき、座るときなど、着物を身につけたときの振る舞いは、結果的に細やかで凛とした美しい動きになるのです。
柄や素材の選び方によって季節感をだし、
簪(かんざし)や帯留め、半襟、草履、バッグなどの小物で個性と遊び心をプラスして
さらに魅力的に見せることができるのも大きな魅力の一つです。
着物の格式
ここでは着物の買取を考えているかたにちょっとした参考にしてもらうため、着物の豆知識をご紹介いたします。
第一礼装
婚礼や公的な儀式などに着られるもっとも格調が高い礼装着。
打掛、黒留袖、本振袖、喪服（黒一色の五つ紋付の着物で黒紋付ともいう）
略礼装（準礼装）
略礼装は、第一礼装に準ずる格式で入学式や婚礼など、フォーマルな席にも着ることができます。
色留袖、、訪問着、振袖、色無地、江戸小紋の紋付
裾で染め分けてあるいは、刺繍で訪問着にしてあるものは
訪問着の格です。
袖が長ければその長さで未婚者は格が決まりますので
当然礼装正装になります。
しゃれ着（外出着）
しゃれ着は、少し格があるものから普段着、街着として楽しむ着物。
付け下げ、付け下げ小紋、小紋（友禅）
小紋、紬の訪問着、無地の紬、絞り、お召、更紗
アンティークの着物
実はアンティークの着物も現代の若者に人気だったりします。
明治、大正、昭和に流行した柄のものを採用している着物のことですね。
当時は着物が普段着として主流でしたので柄のバリエーションも豊富ですし、
どんな用途でも着ていけるデザインで制作されているものが多いのです。
絞りの着物は高級
一見シンプルで古風に見える印象がある「絞り」の着物。
実はとても高級で高価な着物なのです。
絞りは大変手が込んでいて、贅沢な物です。
そして高価なため中々レンタル店には出回りません。
「総絞り」のお着物は約100万円前後で購入できるものもあれば、
数百万円にのぼる価格帯のものまであるのです。
すごいですね。
因みに筆者も七五三の着物は親や祖母が奮発をしてくれて絞りの着物を着用しました。
色使いは上品だったのですが、子供心に物足りなく
「もっと華やかなものがいい」と我儘を言ったら、
「絞りがどれだけよい品なのかわからないのか」と、
叱られたことがあります(( ´∀｀ ))
高価な和装小物がポイント
次に手に入れたひとや譲られたひとが気持ちよく纏うために、
着物の状態はやはり大切です。
また着物を一式セットで購入した場合はそのまま揃えた状態で査定にだすのも
おすすめです。
着物のセットとは何かといいますと、 メインの着物に加えてコートなどの羽織るもの。
そしてバッグや下駄、帯、帯留め、髪飾りなどの和装小物です。
着物買取において高級な和装小物は特に好まれます。
成人式のときに着物だけではなく、一連の小物もこの際だから購入したという方も多いのではないでしょうか？
例えば髪飾りや帯留め(帯締めの両端につけた金具のこと)といってもその品質はさまざまで、
数百円で販売されているような安いものもあれば、ひとつ数万円もするような高価な品物もあります。
♦金工師によって製作されたもの。
♦象牙、瑪瑙、翡翠、珊瑚、真珠、鼈甲、ガラスなどの宝石類を使ったもの。
♦デザインも古典的なものから現代風のもの。
これで品質が良ければさらに高ポイント。
とくに帯留めに関しては手軽に個性を出せますし、
どのような色柄の着物であっても馴染むものが多いので、
単体で収集している人も多くいらっしゃいます。
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あまり着ることがない着物は処分したいがなんだかもったいない……
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