ブリキのおもちゃの魅力、希少価値の高いブリキとは?

ブリキおもちゃにおける、コレクターズアイテムというのは、コレクターが欲しがるほどの魅力を持ったおもちゃということになります。ブリキは現在では作れる事はほぼ無いので、レアな昔のおもちゃがあるという事で、希少価値があることなどから人気になり易いという事がいえると考えられます。ブリキというのは、鋼板にスズのめっき加工を施したものなのですが、昔はこうした加工をしたおもちゃが主流でした。重いということと、おもちゃですから、子供が口にした時の安全性や、材料の価格など、今のおもちゃの材料と比較すると劣るところが多かったので、今ではプラスチックなどが主原料として用いられる事になっています。ですから、昔のおもちゃをそのままの形で同じ材料で製作しているというとろは殆ど無いので、ブリキのおもちゃはコレクターズアイテムとして人気が高くなるというわけです。当時の生産量などによって人気は全く違う事にはなりますが、限定販売などで製作されていて市場にほとんど出回っていないようなものが、そのままの形で残っているというようなことがあれば、これは大変な価値があるとして高値で取引されることになります。ブリキというのは錆に弱いという事もあって錆びやすくおもちゃとして壊れやすいという特徴も持っているので、なかなか当時の形をそのまま保っているという事すら難しいという事もあるわけです。普通におもちゃとして子供が遊んでいるようなものであれば、まず無傷で残っているという事は難しいと考えていいでしょう。ですが、箱の中に入れた状態で忘れ去られたり、そのまま倉の奥にしまっていたというような場合には、人の手に振れられていないので、錆などもほとんどなくて無傷で残っているというケースもあり、保存状態によって大きく価値が変わってしまうという事が特徴の一つといって良いかもしれません。
昔のおもちゃはほとんどがこのブリキで作られていたという時代があったので、その時の事を懐かしく感じる人達が団塊の世代ぐらいの人達となっています。この人達は今はお金を持っているぐらいの年代になって来ているので、そうした人たちの中には、昔を懐かしく感じる事が出来るこうしたおもちゃを求めるという事も少なくは無いのでしょう。最近はますます人気が上がる傾向が強いというように言っても良いのかもしれません。昔は憧れていても手に入れることが出来なかった人も多いですから、それが手に入るという喜びもあって、少々の金額であれば購入したいというように考える人も少なくはありません。
コレクターズアイテムというようなものになると、何十万円、何百万円、更にはそれを超えるような価値を付けられるモノも出てくるのですから、正に無限とも言えるぐらいの価値となるという事も言えるでしょう。何しろ、意図的にレアにしたというのではなく、普通に生産活動をしていた結果として、レアになったというだけの事ですから、その価値は極めて高く考えられるようになる傾向があります。上記に記載した限定品というのもその一つですが、ある人気シリーズの人気が出る前のオリジナルの原型的な存在というものになると、これは大きな価値を付けられる事が良くあります。まだ人気になる前の状態のケースもあって、ほとんど製造されていない上に、後に人気となるので、誰でも知っているという事もあり、そうした希少価値と人気とを兼ね合わせているということになれば、その価格は天井無しで上がっていってしまいます。何しろファンはそうした物を欲しがる傾向があり、これから全てが始まったということになれば、そのすべてを自分のものにしたという感覚を味わう事が出来るのかもしれません。


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