今でも現役!真空管アンプの魅力と今も生産しているメーカーは? 【高価買取もしてます】
目次
昔は様々な製品に使われていた真空管ですが、半導体の技術が発達してからは一般的な電気製品に真空管が使われることは一切なくなりました。
しかしオーディオの世界に限っては例外で、あえて真空管を使ったアンプが多くのメーカーから発売されています。
「なぜ真空管を使うのか?」「一体、魅力とは何なのか?」
など、まだ「真空管アンプ」についてよく知らない方へ基本的な知識、そして現在の主要メーカーをご紹介させていただだきます!
真空管アンプとは?
真空管は、中を真空にしたガラス製の管の中に電極とヒーターが入っている部品で、電子の増幅や変調、整流、発振ができます。
またアンプはCDプレーヤーやカセットデッキ、レコードプレーヤーなどの電気信号を大きくしてスピーカーに伝える働きをします。
真空管アンプは電気信号の増幅に真空管を使用したアンプのことです。
現在では半導体を使用したアンプがメインですが、真空管アンプは独特の音が出るので、真空管アンプも人気があります。
真空管アンプの特徴
真空管アンプは基本的に真空管が露出して見えるタイプのものが多いですが
プリメイン式や現代のモデルは本体に内蔵されていて、パッと見では見えないタイプもあります。
そういった物の中には演出として真空管が見えるように窓が付いているタイプもあります。
真空管は動作時に内部にあるヒーターという部分が加熱することによってオレンジ色や状態によっては青く光ることもあり
部屋を暗くしてぼんやりと光る真空管を眺めながら音楽を楽しむのは一つの醍醐味といえますね。
真空管アンプの種類
真空管アンプといってもプリアンプやパワーアンプ、プリメインアンプなど様々なものがあります。
プリアンプとパワーアンプは基本的にはそれぞれを単独で使うことはせず、セットでそろえないといけません。
プリアンプは音量や左右の音のバランスなどの調整や入力・出力を分配する機能を持ちますが、スピーカーで音が出るほど電気信号を増幅する機能はもっていません。
対してパワーアンプは音の調整はできませんが、プリアンプから来た電気信号をスピーカーに届け音の増幅を補います。
プリメインアンプは上記のプリアンプとパワーアンプを一つにしたアンプで、単体で音量の調整や左右の音のバランス、電気信号をスピーカーで聞けるレベルに増幅することができます。
主な2種類の方式
真空管パワーアンプには一般的な真空管とトランスを主要パーツとしたものと、トランスを除いたOTL型(アウトプットトランスレス)というものがあります。
音の良さという意味ではピュアな真空管の音が楽しめるOTLの方がいいという声もありますが、車でいうレースカー的な性質を持っていて音は良くても耐久性に難がありとされています。
一般的なタイプは真空管とトランスとコンデンサが主要パーツになっていて、これらや回路の設計によって音の良し悪しが決まります。
メリット
真空管アンプの最大の魅力は使用している真空管によって音が大きく変わるということです。
特に出力管と呼ばれる部分に関しては型番が同じでもメーカーや年代によって音がガラリと変わり、アンプそのもののキャラクターが変わるということも珍しくないのです。
ユーザーの手で交換することも容易なので自分好みに仕上げていく楽しさという面も真空管アンプならではの魅力といえるのではないでしょうか!
デメリット
真空管は本来は半永久的に使えるという一説もありますが現実では製造過程の当たり外れ、そしてアンプ回路の設計によっては消耗が激しいものもあり、遅かれ早かれ使っている以上は真空管がダメになってしまうのは避けられません。
そういった意味では半導体のものよりも維持の面で気をつかってあげなければいけないということ。
そしてもう一つは熱を発するということです。これは熱害によるアンプ本体へのダメージという意味もありますが単純な問題として使用していると部屋が暑くなるということです。
冬場に使う分にはメリットでもあるのですが、夏場は放っておけないレベルの暑さになります。
音質面での魅力とは?
さて、ここまでは機械部分の基礎知識をまとめてみましたが、肝心の音の魅力についてが一番気になるところですよね。
再生帯域幅など、数値上でみれば明らかに最新の技術を使ったモデルのほうが性能がいい。
なのになぜあえて古典的な真空管のオーディオを使う人がいるのか?
一般的によく言われるのが「無機質さのない人間らしい音楽性」「ぬくもり」を感じるのが真空管の魅力といえます。
これは実際に聞き比べてもらわないと伝わりにくいのですが、角の立たず、耳にスッと入ってくる音は他に変えがたいものがあります。
ただ、真空管アンプにおいても性能の良し悪しはあり、品質が悪いものを選んでしまうと何も特徴がなくスペック的にも劣っているため、ただただ音の悪いアンプになってしまうので製品選びには注意が必要です。
人気の真空管アンプの機種
真空管アンプは様々なメーカーから発売されていますが、その中でも人気の商品をご紹介いたします。
・LUXMAN (ラックスマン)
真空管アンプを販売している国産メーカーの老舗です。
SQ-38シリーズは伝統あるモデルで、現在も後継機のSQ-38uが発売されています。
他にも小型なプリメイン式のSQ-N150というモデルや、真空管の頂点ともいわれる300Bを使った上級モデルも発売されています。
信頼性・アフターサポートともに国内トップクラスで初心者の中でも安心して使えるオススメのメーカーさんです。
・TRIODE (トライオード)
シルバーとマルーンのカラーが特徴のTRIODE。
アンプメーカーの中では若手ながら、現代の真空管アンプの中では群を抜いて人気!
その理由は国内で設計し、海外で組み立てる体制による高品質、低価格を実現していることにあります。
どんな人にも使えることをテーマに、扱いやすいプリメイン式からモノブロックの高級機までいろいろなタイプがあります。
・ELEKIT(エレキット)
エレキットはその名の通り、自分で組み立て音を楽しむ製品を発売するメーカーさんです。
かつては真空管アンプを自分で作るというのは珍しいことではなく、いろいろなメーカーさんが組み立て製品を発売していましたが最近はかなり少なくなりました。
リターン層や親子で組み立てを楽しむというのも真空管アンプの醍醐味なのです。
音響に詳しくない方でも作ることができる親切設計で音の良さも評判のメーカーです!
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